新しい週の始まり、月曜日です。
今週も、しっかり睡眠、しっかり食事、しっかり学習、適度に運動、メディアはほどほどに。
心の健康、体の健康、頭の健康を保持しましょう。
先生方の声を皆さんに紹介します。
今回は、数学、国語の先生からの言葉です。
☆数学:数学ひとこと講座
【三平方の定理】
「数学って、役に立つの?」という質問をよくされます。実は身近な場面で意外と多く使われています。今回はその一例として3年生2学期末に学ぶ“三平方の定理”を紹介します。
グラウンドにサッカーコートを描くとき、コーナーの直角はどのように測っているか知っていますか?(本校の場合、すでにグラウンドにマークがついていて測る必要はないのですが・・・)
答えは、メジャーで3辺がそれぞれ、6m、8m、10mの三角形をつくると6mと8mの辺で出来る角が直角になります。これは各辺が3:4:5になるように三角形を描くと直角三角形になるという“三平方の定理の逆”の性質を利用しています。また、この性質はエジプトのピラミッドの建設などにも利用されたようです。
このように、実は数学が利用されていることが世の中にはたくさんあるのです。みなさんも数学で学んだことが生かされている場面を探してみてください。(O先生)
☆国語:一度は読んでみて!先生のおすすめの本
【橋本治「古典を読んでみましょう」】
古典は好きですか。ちなみに、私は好きだけど苦手でした。現代の言葉と違うことや文法のルールが頭をよぎって、自由に文章を楽しめない気がするからです。(国語の先生なのに! なんて言わないでくださいね。国語の先生にも専門分野があって、私は明治から昭和の初め頃までが専門なのです)
この本は目次だけを読んでいると難しそうなのに、文章を読んでいくと、魔法にでもかかったかのように「な~んだ、古典って意外と簡単なんだな~」と思ってしまいます。
私が一番おすすめするのは、「枕草子」について書いてある章です。「枕草子」が書かれた平安時代には句読点がなく、私たちが教科書で読んでいる「枕草子」は読みやすいように句読点を付けてあります。しかし、その句読点の位置がそこで合っているのかは誰にも分かりません。試しに違う位置に句読点を付けてみると、文章の意味が変わってしまいます。
でも、それが古典の魅力なのです。自由な位置に句読点を付けて、自由に解釈して、自由に読んでよい古典を楽しんでくださいね。(Y先生)