中部日本吹奏楽コンクール本大会 結果報告

 10月5日(土)に浜松アクトシティで行われた「第75回中部日本吹奏楽コンクール本大会」において、本校吹奏楽部は「金賞第2位 特別賞として中日新聞社賞、浜松市教育課委員会賞」を受賞しました。目標としていた「文部科学大臣賞」にはあと一歩届きませんでしたが、生徒たちはこれまでの努力のすべてを注ぎ込み、魂のこもった渾身の演奏を披露しました。
 自由曲《ゾウの足》(林大地 作曲)は、チェルノブイリ原発事故を題材とした作品です。本校では、この音楽に能登半島地震や全国各地の豪雨災害で苦しむ人々への祈りを重ね、「人と人とが手を取り合いながら、希望へ向かって歩む姿」を表現しました。本番では、その想いを音に乗せ、心を一つにしてステージに立ちました。
 5名の審査員のうち、4名からは満点に近い高い評価をいただきました。4人の審査員が圧倒的に評価したという事実こそ、本校吹奏楽部の音楽の完成度と表現力の高さを証明しています。
 また、会場で聴いてくださった多くの方々から温かい言葉をいただきました。特に石川県能登半島地震の被災地から参加された学校の先生からは「私の中ではあなたの学校が一番。涙が流れました。」とのお言葉をいただきました。結果としての点数には表れなかったかもしれませんが、生徒たちの演奏は確かに多くの人の心を動かしました。その姿に、一人の人間として深い誇りを感じています。

 ここまで支えてくださった保護者の皆様、地域の皆様、そして学校全体でのご支援に、心より感謝申し上げます。この経験を糧に、生徒たちはまた次の目標へ向かって歩み出しますこれからも新湊南部中学校吹奏楽部への温かいご声援をお願いいたします。

                                   新湊南部中学校吹奏楽
                                       顧問 長谷川 香

コンクール終了後、保護者会手作りの横断幕とともに パチリ

本番前のリハーサル

本番前のリハーサル

本番前のリハーサル

生徒、保護者会が力を結集しての楽器運搬