爽やかな風吹く5月の始まりです。
新南校区の田んぼには水が入り始め、カエルの鳴き声もにぎやかになってきました。
先生方の声を皆さんに紹介します。
今回は、美術、国語の先生からの言葉です。
☆美術:新南生にオススメ!本日の逸品!
今日、紹介するのは2・3年生の美術の教科書の表紙になっているこちらの作品。この作品は、マグリットが弁護士の友人から「事務所の窓から見える殺風景な景色を絵で隠したい」と依頼されて描いたものです。
大きな岩が海の上に浮かんでいる非現実的な景色。しかし描かれている海や空、岩と頂上のお城はとってもリアル。このミスマッチが面白い!!目に見える世界だけが全てではないのです。皆さん、どんなことを感じ取りましたか?想像しましたか?
マグリットはこの作品についてこう語っています。「どのようにして頂上の城に入ることができるのだろうか?山へ入る入口もない。海からも陸からも登ることができない。空や想像力によってのみ入ることができる。」
一見、非現実的にも見える‟浮かぶ岩”ですが、地球や月も宇宙に浮かんだ岩であることを思い起こせば…これは現実を表しているのかもしれませんね。(N先生)
☆国語:一度は読んでみて!先生のおすすめの本
【さかなクン「一魚一会」】
「好き」を追究し続けることは、意外と難しいものです。好きなことばかりしていると、他のことが見えなくなってしまい、叱られたり迷惑をかけたりしてしまいます。好きなことを諦めたり違うことに目を向けたりしても、集中できずよい結果を得ることは難しいものです。
この本を書いたさかなクンはハコフグのかぶり物と「魚魚魚!」の叫び声が特徴的なお魚大好き青年です。もしかしたら、テレビなどで見て「変わった人だな」と思ったこともあるかもしれません。しかし、さかなクンは好きなことに一生懸命なだけなのだと、この本を読んでよく分かりました。
2年生以上のみなさんは覚えているかもしれませんが、教科書の「幻の魚は生きていた」のクニマスを発見したのもさかなクンです。「好き」を追究し続けると、こんなすてきなごほうびがあるのだと思える一冊です。(Y先生)