【5/26新湊南部中学校の生徒の皆さんへ】

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音楽の授業は、爽やかな風が通る音楽室で、能の鑑賞を行っています。

分散登校7日目。

「新しい生活様式」に対応すべく、各教科の授業も工夫して行われています。

 

今回は国語、社会、生徒指導担当の先生の言葉を紹介します。

 

☆国語:一度は読んでみて!先生のおすすめの本

【宮下奈都「羊と鋼の森」】

 高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始めます。彼はひたすら音と向き合い、悩みながらも真っ直ぐに成長していきます。

 映画にもなったので、知っている人が多いかもしれませんね。実は、私は映画も見ていなかったので、題名の「羊と鋼の森」が何を意味しているのか、最初は全く想像がつきませんでした。最後に意味が分かったときの、清々しい気持ちをみなさんにも味わってほしいと思います。そして丁寧な言葉が紡がれた、この美しい小説をぜひ読んでほしいです。(H先生)

 

☆社会:地図帳は見るんじゃない、読むんだ。

正距方位図法は最短距離を示す】

 「地図は長方形だ」というのは私たちの固定観念なのかもしれません。教科書や地図帳には一際目を引く「丸い地図」が載っています。この地図は「正距方位図法」といって、「中心からの距離と方位が正しい地図」とされています。だから、丸い円の端っこは中心から見て地球の裏側(つまり、対蹠点)ということになっています。

 中心からの距離と方位が正しいということは、中心からある地点までまっすぐの線を引くと、その地点までの最短距離が示されます。この特徴を利用して、この図法で描かれる地図は航空図に利用されます。航空機は陸地の地形に関係なく最短距離を進めますもんね。先に紹介した「メルカトル図法」の地図と見比べたとき、「こんなところを通るのが近いの?」とびっくりするかもしれません。ちなみに東京からロンドンまでの最短距離は北極のかなり近くを通ります。

 ただし、この図法は中心以外の地点からの距離と方位は正しく表されません。また、中心から離れるほど、陸地の形がゆがんで表されてしまいます。東京を中心とした地図を見ると、日本から遠く離れている南アメリカ大陸などは原形をとどめていません。

この正距方位図法の地図は国連の旗にも使われています。国連の旗はどこが中心となった地図が描かれているのか、ぜひとも調べてみてくださいね。(F先生)

  

◎生徒指導:思い出して!こんな時だからこそ伝えたいこの言葉

【習慣】 動画はコチラ → 「習慣」 - Streamable

  日々続けていることが、意識しなくても当たり前にするようになる「習慣」に変わっていきます。はみがきや手洗いなどがそうです。継続した努力も、怠けてしまう弱い心も「習慣」になります。不思議なもので、よい「習慣」ほど身に付きづらく、悪い「習慣」ほど簡単に身に付きます。あなたはどんな習慣を身につけますか?(T先生)

 

 

射水市教育センターからのお知らせ

 家庭学習支援動画がケーブルテレビで放映されます。

 中学生向けの動画の放映は5/28(木)、5/30(土)の午前9時から11時までです。