一つの目標に向かい、全てをかけ、取り組める人に

 5月19日(木曜日)、3年生が新湊ロータリークラブ創立50周年記念講演会に参加しました。講演されたのは、射北中学校出身、東京大学大学院織田克利教授先生です。演題は、「東大への挑戦、東大での挑戦 ~その可能性、開く?閉ざす?~」でした。織田先生は、時折、会場の生徒に考えを挙手で確かめながら、柔らかな口調で話を進められました。講演後、生徒らに心に残った言葉を聞くと、次のように話してくれました。

「やってみないと、本当に得意かどうか分からない。不得意だと思い込んでいてもやっているうちに好きになり、得意になっていくこともある。だからとにかく挑戦してみることが大事だと思った。」

「織田先生は、一つの目標に向かって全身全霊で取り組むことができた高校時代を後悔

されていない。自分もここが勝負どころ!と、決めたら力いっぱい努力できる人であり

たいと思った。」

 がん治療におけるゲノム診療専任教授という日本でも数少ない立場で活躍されている織田先生。医療と患者をつなぐために必要なものは、社交性と協調性と最後に話されました。また、研究には助け合う仲間との関係が最も重要だとも話されました。これからの進路選択に向け、貴重なお話を聞くことができました。織田先生、新湊ロータリークラブのみなさま、どうもありがとうございました。